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秋酒=ひやおろし=秋上がり=冷卸?

こんにちは!
いつもありがとうございます!

ついに始まりました、秋酒シーズン!!
秋酒はお盆明け〜順次出荷が始まりまして、新酒しぼりたての発売までの期間発売されるお酒です。
冬春のしぼりたてと同じく、多くの酒造メーカーが秋酒を出荷しますのでたくさんの種類の限定酒を楽しめるシーズンです。
今回は秋酒の始まりという事で、秋酒って何ぞや、『ひやおろし』とか『秋上がり』ってあるけど同じ意味?どういうこと?という疑問にお答えします!!

では早速・・・
ひやおろし・秋上がり 共に秋限定酒を指す言葉です。
諸説ありますが由来として、

1.ひやおろし=冷卸し
(気候が)冷(になったら商品=お酒を)卸し(ます)⇒秋口
というのが元と言われております、江戸時代や、冷蔵設備がなかった時代に、夏季の間お酒をそのままにしているとダメになってしまったりしたそう。
そのため、あらかじめ秋口以降に飲む分を、涼しい山の中等に貯蔵しておいて、気候が涼しくなった頃に卸してきたことから名づけられたといわれています。

2.秋上がり
こちらは字のままになるのですが、秋に出荷されてきたお酒で、味わいがより良くなっているものや美味しいものを指して
これは、『秋上がり』するお酒だなぁ 等と言ったそうです。
なので秋上がりは、美味しくなってますよ!美味しいですよ、というメッセージです

秋酒の味わいについて
秋酒の多くは、春先に仕込んだお酒を熟成させて出荷している分が多いです。
そのため、香りは穏やか目、味わいは旨味強め、辛口が多め の傾向にあります!
・甘目=フルーティーだと、熟成の際に旨味が増すと同時に甘味も強くなってしまって変化後のイメージが難しい、
・スッキリしすぎるとせっかく熟成させたのに変化が感じにくい
何より、秋の食材は香りが高かったり、味わいが豊かな場合が多いため、相性を考えてお酒も味わいが豊かなタイプが合わせやすい・・・という事もあるかと思います!!

さて、今回は秋酒についていかがでしたでしょうか?
諸説ありますので、細かい部分はご勘弁を・・・。
それにしても例年、秋酒の発売が早まっていて私どもの立場としては複雑・・・。
次のシーズンものの、しぼりたての発売が早まったせいで、秋酒のシーズンが短くなって前倒しになってきている印象です。
8月に秋酒!!となっても暑い最中だと思いますので難しいですね・・・。
実は本来、10月1日(日本酒の日)に秋酒解禁!という流れも過去に・・・。
今も守る方もいらっしゃいますが、すぐにしぼりたてが発売されてしまって、メーカーに旨味がない(目立たない)ことになってしまっています。。。難しいですね。
でも一消費者としては、丁度夏酒をたっぷり味わってお口直し?に優しい熟成感がある秋酒を楽しめるのは嬉しいのも事実!!!
開き直って8月でも燗酒、秋酒の良さを十分堪能したいと思います!!

今回は以上です、
いつもありがとうございます!

酒のやまもと
山本